素子モデルについて

素子モデルの基本操作

素子モデルの表示

素子モデルの一覧は パレットウィンドウに表示されます。 パレットウィンドウはメニューバーの表示から パレットをクリックすることで開くことができます。

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素子モデルの配置

素子モデルの配置は パレットウィンドウから 回路エディターにドラッグ&ドロップすることで配置することができます。


素子の右クリックメニュー

素子メニューは素子を選択し、右クリックで表示します。

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機能 内容
切り取り 選択されている素子を切り取ります。
デフォルト設定では Ctrl + Xがショートカットキーとして登録されています。
コピー 選択されている素子をクリップボードにコピーします。
デフォルト設定では Ctrl + Cがショートカットキーとして登録されています。
貼り付ける クリップボードにコピーされている素子を貼り付けます。
デフォルト設定では Ctrl + Vがショートカットキーとして登録されています。
削除 選択されている素子を削除します。
デフォルト設定では Delがショートカットキーとして登録されています。
シンボル 選択されている素子のシンボル名を表示します。
スペック 選択されている素子をパラメータ値を表示します。
右に回転させる 選択されている素子を右に90°回転させます。
デフォルト設定では Ctrl + Rがショートカットキーとして登録されています。
左に回転させる 選択されている素子を左に90°回転させます。
デフォルト設定では Ctrl + Shift + Rがショートカットキーとして登録されています。
垂直方向に反転させる 選択されている素子を垂直方向を軸として反転させます。
デフォルト設定では Ctrl + Iがショートカットキーとして登録されています。
平行方向に反転させる 選択されている素子を平行方向を軸として反転させます。
デフォルト設定では Ctrl + Shift + Iがショートカットキーとして登録されています。
プロパティ 素子のプロパティ設定を行う インスペクターウィンドウを開きます。

素子パラメータの変更

素子の配置が終わったら、次は素子のパラメータを変更しましょう。
素子のパラメータの変更は、インスペクターウィンドウで行います。

インスペクターウィンドウは素子をダブルクリックすることで表示されます。

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素子のシンボル名は 共通タブの シンボル名から変更できます。 素子の要素値は スペックタブから変更できます。

素子パラメータの入力制限

素子パラメータにはいくつかの入力制限が設けられています。
全ての素子に共通した制限として、素子のシンボル名はユニークでなければいけません。
その他の入力制限については各素子モデルのページを参照してください。


単位系

Scideamにおける数値パラメータは、時比率などの少数の例外を除いて数値とmやkなどの指数記号の組み合わせで表示され、単位はMKSA単位系の基本単位です。
数値入力時には、数値のみでも数値と指数記号の組み合わせでもどちらでも入力できます。

Example

例えばインダクタンスの場合では、1.5mHを表す場合、小数表現 0.0015 または 指数表現 1.5e-3 のように数値のみでも、1.5mのように数値と指数記号の組み合わせでも入力できます。

指数表現の形式は、

(仮数部)e(符号)(指数部)  
(仮数部)E(符号)(指数部)
であり、例えば
0.0047 = 4.7e-3  
95200 = 9.52e4  
となります。
入力する場合、符号が正の場合はを省略できますが、負の場合は必ずをつけください。また、使用できる指数記号は以下のとおりです。

単位 桁数
p 1.00e-12
n 1.00e-09
u 1.00e-06
m 1.00e-03
k 1.00e+03
M 1.00e+06
G 1.00e+09
T 1.00e+12

Caution

1.0e-6を表す指数記号は、μ(マイクロ)ではなく英字の(ユー)です。

Note

パルス発生器[Palse]PWMスイッチ[PWM Switch]Transitionsにはmやkなどの指数記号が使用できません。
数値またはeを使用した指数表現で設定してください。