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Scideam Free チュートリアル
回路作成編

回路の作成方法について降圧型DCDCコンバータの作成を例に、一連の流れを解説します。

完成図

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1 回路ファイルの作成

まずは、回路ファイルを新規作成してみましょう。

  1. 回路ファイルを作成するには get Started 内の Create New Circuit をクリックして回路ファイルを作成します。

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    また、メニューバー内の ファイル > 新規作成 > サーキット をクリックして回路ファイルを作成することもできます。

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  2. 回路ファイルが作成され、回路エディタ が起動します。

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Note

回路エディタの基本操作について、詳しくは以下のリンクを参照してください。
回路エディター
キーボード・マウス操作一覧 > 画面操作

2 回路ファイルの保存

作成した回路は、分かりやすい名前を付けて保存しましょう。

  1. メニューバーの　ファイル > 名前をつけて保存…　をクリックします。

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  2. フォルダブラウザが起動したら、任意の場所を選択し、ファイル名を入力して保存します。

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Note

以降は、ショートカットキー Ctrl + Sを活用して、こまめに保存しましょう。

3 素子の配置

新しい回路ファイルが作成できたので、図のように素子を配置してみましょう。

配置図

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まずは素子を回路エディターに追加します。 素子の追加は、パレット ウィンドウ内の素子をドラッグして 回路エディタ 上にドロップすることでできます。

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Note

パレット ウィンドウが開いてない場合は、メニューバーの 表示 から パレット をクリックして表示します。

配置図にある６つの素子を Commonly Used から探して下図のように追加してください。

素子名 イメージ
DC Voltage Source
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Diode
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Capacitor
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Inductor
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Resistor
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PWM Switch
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次に、一部の向きが異なる素子を配置図のようにそろえましょう。
素子の向きをそろえるには、素子の上で右クリックして表示される コンテキストメニュー 内の、以下の項目で変更できます。
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Note

素子の向きは インスペクター > Layout > 回転角度 から向きを決定することもできます。

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4 素子の接続

前項で配置した素子を接続してみましょう。

結線図

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素子の結線は以下の手順を参考にしてください。

  1. 素子の端にあるポイントにカーソルを合わせると、図のようにカーソルの形状が変化します。

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  2. この状態でドラッグして、他素子の端付近でドロップします。

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  3. うまく接続できると、図のように実線で接続されます。

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Note

3項:素子の配置、4項:素子の接続にて説明した、回路の編集の方法以外にも操作方法がございます。
詳細はキーボード・マウス操作一覧を参照してください。

5 素子のパラメータ変更

回路が作成できたので、素子のパラメータや素子情報の位置を変更してみましょう。

完成図

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まずは素子のパラメータを変更します。 パラメータの変更は、回路エディタ 内の素子をクリックして、 インスペクター ウィンドウに表示される Spec カテゴリーにある各種パラメータを変更することで反映されます。
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Note

インスペクター ウィンドウが開いていない場合は以下のいずれかの方法で開くことができます。
● メニューバー内の 表示 > インスペクター の順にクリックする
● 素子をダブルクリックする

完成図に表示されている素子のパラメータとなるように、下表の設定値に変更してみましょう。

素子のシンボル パラメータ名 設定値
VDC Voltage 12
C Capacitance 220u
L Inductance 47u
R Resistance 10

Note

Scideamの数値入力では、m（ミリ）やu（マイクロ）などの単位を使用することができます。
マイクロについてはμではなくuと入力してください。 詳しくは、単位系を参照してください。


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変更したパラメータが結線と重なって見にくい箇所がありますね。
素子情報の位置を変更するには、表示されている素子情報をドラッグしながら、配置したい箇所(上下左右)に移動します。


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他の素子も完成図と同じように素子情報を配置してみましょう。

Note

素子情報の位置はインスペクター ウィンドウに表示される Layout カテゴリーにある 素子情報の位置 からも変更できます。
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6 スイッチング周波数について

メイン周波数 は解析周波数とスイッチング周波数として使用します。
チュートリアルの回路に含まれている、 PWM Switch などは、通常は メイン周波数 で動作します。

  1. メイン周波数の設定
    Configurations アイコンをクリックします。

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    Configurations editor が開いたら、メニューから Frequency をクリックします。

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    Main Frequency に 100k と入力します。　

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  2. OKをクリックして設定を適用します。

Note

メイン周波数について、詳しくは以下のリンクを参照してください。
メイン周波数

以上で降圧型DCDCコンバータの回路モデルは完成です。誤って消してしまわないよう、編集内容を保存しましょう。
次章では作成した回路モデルを用いてシミュレーションを行う手順を紹介します。
是非、以下リンクへお進みください。

●Scideam Free チュートリアル : シミュレーション編

※本ページに掲載の画像はすべて開発中のものです。