スクリプトファイルの編集

SLCスクリプトファイルはスクリプトエディターで編集します。
スクリプトエディターはSLCスクリプトファイルを開くと起動します。

スクリプトエディターの画面説明

スクリプトの新規作成時に自動でスクリプトファイル名、作成日時、作成者がコメントとして記入されます。

スクリプト言語はシンタックスハイライトが働きます。

スクリプト言語については、協調シミュレーション用の関数スクリプト言語文法を参照してください。

fig


SLCスクリプトエディターの機能

スクリプトエディターの機能説明です。

fig

No. 機能
1 スクリプトエディタ内の操作を、元に戻す/やり直しします。
2 エディタ-内で使用する文字のフォントを選択できます。
3 エディタ-内で使用する文字のサイズを変更できます。
4 行番号の表示/非表示を切り替えます。
5 選択されている行をインデント/アウトデントします。
6 選択されている行をコメントアウト/解除します。

協調シミュレーション用の関数

Simulinkと協調シミュレーションを行うために次の関数が用意されております。

なお、SLsync()関数はファイル作成時にデフォルトで記載されております。

関数 内容
SLexport(n,value) SCIDEAMブロックのn番目の出力ポートに対し、valueを設定する関数。
nは1から始まる整数、valueは任意の変数。
SLsync() SCIDEAMブロックとの同期をとる関数
SLimport(n) SCIDEAMブロックのn番目の入力ポート値を返す関数。
nは1から始まる整数。

関数の記載制約

SLCスクリプトファイルに記載する関数には記載の制約があります。
制約に従ってスクリプトを記載するようにしてください。

  1. SLsync()関数は必ず記載してください。
  2. プログラムを実装する際には、SLexport()SLsync()SLimport()の順に関数を呼び出してください。
スクリプト例
// サイディームの回路モデル内のL1の電流とR1の電圧を取得
IL1 = output("L1", "I", "AVE");
Vout = output("R1", "V", "AVE");

// simulink上のSCIDEAMブロックの出力にサイディームのシミュレーション結果をセット
SLexport(1, IL1);
SLexport(2, Vout);

// simulink
// Do NOT remove this SLsync() function.
SLsync();

D = SLimport(1);

setparam("Q1", "T0", D);