チュートリアル:Digital Palette編

サイディームのオプション機能であるDigital Paletteのチュートリアルです。
サイディームのスクリプトファイルについて、作成から使い方までの一連の流れを解説します。

Info

このチュートリアルはサイディームのオプション機能:Ditital Paltteのチュートリアルとなります。
Ditital Paltteを持っていない場合はご使用なれない機能に関するチュートリアルですので、ご了承ください。


スクリプトファイルの作成

まずはスクリプトを書くためのスクリプトファイルを作成しましょう。

スクリプトファイルは次の3ステップで作成することができます。

  1. ツールバーから スクリプトエクスプローラーウィンドウを開きます。
  2. 新規作成ボタンをクリックしてください。
    これでスクリプトファイルが作成されます。
  3. 作成されたスクリプトファイルをクリックしてください。
    これで スクリプトエディターにファイルが表示されます。

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スクリプトの作成

スクリプトファイルを作成できましたら実際にスクリプトを作成してみましょう。

カウンターを作成して、確認する

まずはスクリプトが実行されるたびに加算されていくカウンターを作成してみましょう

解答例としては以下となります。

counter++;
setoutvar(counter);

サイディームのスクリプトではSCALと呼ばれるC言語に近い独自のスクリプト言語を使用します。

解答例の2行目の setoutvar関数はSCAL独自のスクリプトで()内の変数を出力変数に設定することができます。

setoutvar関数で出力変数が設定されますので、スクリプトのみの回路ファイルでもシミュレーションを行うことができます。

シミュレーションを実行してカウンターが作成されていることを確認しましょう。

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Info

SCALスクリプトでは変数の初期化は不要となります。
変数は自動で0に初期化された状態で生成されます。
初期値を指定したい場合には Init関数をご使用ください。


作成したカウンターで回路を制御する

今度はカウンターの値によって回路素子のパラメータを制御してみましょう。

まずは、DC Voltage と Resistorで構成された簡単な回路を作成してください。

fig;

次に先ほどの作成したカウンターに 10以上カウントしたらカウンターをリセットする というスクリプトと、 カウントが50未満の時、Resistor"R"の抵抗値を10[Ω]、それ以外の場合はResistor"R"の抵抗値を5[Ω]となるようなスクリプトを作成してください。

素子パラメータに値をセットするには setparamを使用します。

setparam

setvar関数は次のように使います。

setparam("素子のシンボル名","変更する固有パラメータ名",セットする値または変数名)

固有パラメータ名については素子の固有素子パラメータを参照してください。

解答例は以下となります。

counter++;
if(counter>=100)
{
    counter = 0;
}

if(counter>50)
{
    setparam("R","Value",10);
}
else
{
    setparam("R","Value",5);
}

setoutvar(counter);

Resistor R に流れる電流値を出力変数としてシミュレーションを実行すると次のような結果を確認できます。

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以上がDigital Paletteのスクリプトを使用したチュートリアルとなります。

サンプル回路で様々なスクリプトを確認することができますので、是非ご活用ください。

サンプル回路