キャパシタ[Capacitor]
Location : RLC/Capacitor
外形
説明
理想キャパシタです。
キャパシタンス[Capacitance]
は0
に設定することはできません。
電圧初期値[Initial Voltage]
とは、解析開始時におけるキャパシタ電圧の値です。
特別な値がなければ、0
を設定します。
等価直列抵抗[ESR]
と
等価直列インダクタンス[ESL]
を0
に設定すると短絡とみなされます。
等価直列インダクタンス[ESL]
が0
の場合、その初期値は無視されます。
電流初期値[Initial Curent]
とは、解析開始時における
等価直列インダクタンス[ESL]
の初期電流値です。
特別な値がなければ、0
を設定します。
Info
等価直列インダクタンス[ESL]
は、あまり小さな正の値を設定すると、
計算時間と計算精度が悪くなるので、通常は0
に設定してください。
Warning
等価直列抵抗のない
キャパシタ[Capacitor]
は理想的なキャパシタなので、接続方法によっては回路設計時にエラーとなることがあります。
そのような時は直列に小さな抵抗を接続するか影響のない 等価直列抵抗[ESR]
を設定してください。
等価直列抵抗[ESR]
、等価直列インダクタンス[ESR]
に数値を入力した際の等価回路は下記の図となります。
また下図のV
は出力設定にて電圧を設定したい時に使用できます。
スペック
パラメーター | 内容 | パラメータ名 |
---|---|---|
Capacitance | キャパシタンス | Value |
Initial Voltage | 電圧初期値 | Vini |
ESR, ESL
を有効にした場合
パラメーター | 内容 | パラメーター名 |
---|---|---|
ESR | 等価直列抵抗 | ESR |
ESL | 等価直列インダクタンス | ESL |
Initial Current | 電流初期値 | Iini |
出力変数
パラメーター | 内容 | Output引数 |
---|---|---|
Voltage | 電圧 | シンボル名.V |
Current | 電流 | シンボル名.I |