詳細スイッチの振る舞い¶
概要¶
詳細スイッチを使用する解析には理想スイッチモードと詳細スイッチモードがあります。 2つの解析ではスイッチング素子の基本特性にて示される動作領域が異なります。
理想スイッチモードの場合¶
理想スイッチモードは 理想損失解析 や、 過渡応答解析 、
波形解析
等の解析を行った場合の動作モードです。
理想スイッチモードではオン領域(線形領域)とオフ領域(遮断領域)を動作領域としております。
アクティブ領域(飽和領域)については計算されず無視されます。
上記動作は詳細スイッチ素子の内部回路を次のように扱うことで達成されます。
- 入力容量の固定値化(ミラー効果による変動を無効化)
- 出力容量の固定値化(特性テーブルによる変動を無効化)
- 帰還容量を無効化
- 寄生インダクタンスの無効化
詳細スイッチの内部回路構成については各素子モデルのヘルプページを参照ください。
詳細スイッチモードの場合¶
詳細スイッチモードは 詳細損失解析 や、 詳細波形解析 の解析を行った場合の動作モードです。
詳細スイッチモードではオン領域(線形領域)とオフ領域(遮断領域)に加えて、
アクティブ領域(飽和領域)を含む、すべての領域を動作領域としております。