周波数変調器[SFM]

Location : Modulator/SFM

外形

fig

説明

周波数変調器[SFM]は周波数変調を行う変調器です。

Activeのチェック外すことで素子を無効化することができます。

周波数変調器[SFM]の制御方法は以下となります。

fig

上図において、Voは主回路の出力電圧,Vrは基準電圧であり、さらに、周波数変調器の入力信号電圧をVi(=Vo-Vr)とします。

また周波数制御を行うためModulatedFrequencyに設定してください。

このとき、 周波数変調器[SFM]が自身の動作周波数Fsを以下の式にしたがって変調します。

Fs :変調周波数
Vi :入力信号電圧
Gain:変換ゲイン
Reference Frequency:基準周波数
Minimum Frequency:最小周波数
Maximum Frequency:最大周波数

すなわち、動作周波数FsMinimum FrequencyMaximum Frequencyの間では、入力信号電圧Viによって線形的に変化し、それ以外ではMinimum FrequencyMaximum Frequencyで制限されます。

なお、周期制御を行うには、ModulatedPeriodに設定してください。 動作周波数を動作周期と置き換えて周波数制御と同様に行います。

Info

周波数変調器[SFM]は各周期の終わりに動作する素子です。
そのため、周波数変調器[SFM]の動作周期はメイン周波数またはサブ周波数で決定されます。

周波数変調器[SFM]では入力電圧として、周期の最終値がサンプル評価されます。

したがって 周波数変調器[SFM]を使用する場合、入力電圧のリップルはなるべく小さく、
またその変動周波数は メイン周波数よりも十分小さくすることを推奨します。(十分の一以下推奨)

また制御順序については制御順序を参照してください。

Info

SFM素子は演算周期毎に結果を反映するため、デジタル制御の様に一周期遅れを含む素子となっております。

Info

サブ周波数を周波数変調させる場合には サブ周波数の設定画面のFrequency Modulationを有効化し、 適用したい 周波数変調器[SFM]を指定してください。
設定方法はサブ周波数を参照してください。

スペック

パラメーター 内容 パラメーター名
Gain 変換ゲイン Gain
Reference Frequency 基準パラメーター値 Fref
Minimum Frequency 最小パラメーター値 Fmin
Maximum Frequency 最大パラメーター値 Fmax
Modulated 変調信号(Frequency:周波数制御、Period:周期制御が選択可能) -
Active 有効化 -

出力変数

パラメーター 内容 Output引数
Voltage 入力差電圧 シンボル名.Vi

参考

制御順序