正相逆相変換器[DQP]

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外形

fig

説明

正相逆相変換器[DQP]は相逆相を相互変換する正相逆相変換器です。

入力にはVi1にd軸の値、Vi2にq軸の値を入れることで逆相のd軸,q軸の値を出力します。

DQ変換前の3相状態の回転方向を逆にしたいときに使用します。

Note

正相逆相変換器[DQP]は、平均サンプルホールド動作をします。
各メイン周期の最後で入力電圧Vi1Vi2の平均値がサンプルされ演算が行われます。
結果の出力電圧Vo1Vo2は次のメイン周期の間ホールドされます。したがって、DQPは変動周波数の高い信号には追従できず、入力電圧の変動周波数はメイン周波数の 十分の一以下が望ましいでしょう。

Info

Initial Phaseは素子パラメータから設定する場合は単位をdegreeで入力してください。
スクリプトによって設定する場合は単位をradianで入力してください。


位相角の取り出し方

正相逆相変換器[DQP]では位相と周波数は初期値として入力する形となっており、位相角を取り出す機能はありません。
位相角を取り出す場合は、プログラムを使用して計算してください。

交流電圧源[AC Voltage]の周波数を取得してシミュレーション時間tから位相角thetaを求めるプログラム

F = param("VAC1","Freq");
theta = mod(2*PI*F*t,2*PI);
setoutvar(theta);

スペック

パラメーター 内容 パラメーター名
Frequency 周波数 Freq
Initial Phase[deg] 初期位相[deg] Phini

出力変数

パラメーター 内容 Output引数
Input1 Voltage 入力電圧1 シンボル名.Vi1
Input2 Voltage 入力電圧2 シンボル名.Vi2
Output1 Voltage 出力電圧1 シンボル名.Vo1
Output2 Voltage 出力電圧2 シンボル名.Vo2