SL Paletteのインストール
SL Palette
のインストールは自動で行う方法と、手動で行う方法の2種類があります。
手順の中では、Windows の操作手順、及び MATLAB / Simulink の操作手順に関する詳細については省略しています。
自動でインストール
① SL Palette
をインストールする MATLAB を管理者権限で実行します。
また、インストール前に他の MATLAB は終了しておいてください
② サイディームのインストールフォルダーに保存されている、SLPalette
フォルダーのパスをMATLABのカレントディレクトリに指定します。
下図のようにフォルダブラウザーで指定するか、コマンドウィンドウからcd
コマンドでパスを指定してください。
③ SLPalette
フォルダーをカレントディレクトリに指定後、現在のフォルダー内容が下図のように表示されることを確認してください。
④ カレントディレクトリにあるinstall.p
ファイルを実行してください。
実行するためには、コマンドウィンドウで install
コマンドを実行するか、下図のようにinstall.p
ファイルのコンテキストメニューから実行 F9
を選択してください。
⑤ SimulinkにSL Palette
のブロックライブラリーが自動的に追加され、インストール成功のメッセージが表示されます。
下図のように「Simulink ライブラリ ブラウザー」で、「Scideam SLPalette」が追加されていることが確認されたらインストール完了です。
手動でインストール
外部プロセスがファイルをロックしている、フォルダーへのアクセス権限が不十分などの理由で、
自動でのSL Palette
のインストールに失敗する場合があります。
その場合は下記の手順で手動でのインストールをお試し下さい。
① インストールを行うMATLABのバージョンを調べます
MATLABのバージョンの数字は、コマンドウィンドウでver
コマンドを実行することで、下記のように確認することができます。
MATLAB(R2019a)の場合
C:\Program Files\Scideam\SLPalette\9.6
Warning
Program Filesへのアクセスには管理者権限が必要です。
② SLPalette
フォルダに保存されているMaltabバージョン名フォルダのパスをMATLABのPathに登録してください。
コンソールウィンドウからパスを追加するため、下図のコマンドを実行してください。
下図は MATLAB R2019a で実行した場合のコマンドです。
③パスの追加後、savepath
コマンドでパスを保存してください。
Warning
savepath
コマンドの実行には管理者権限が必要です。
⑥パスの保存後、MATLABコマンドウィンドウにpath
コマンドを入力し、①のパスが正常に保存されているか確認してください。
追加したパスが列挙されていればインストール完了です。