入出力信号の設定
SCIDEAM
ブロックの入出力ポートはそれぞれ1つのみ用意されています。
SCIDEAM
ブロックの入力次元数、出力次元数は CVTファイルのパスを記載し、適用した際に
CVTファイルを読込み、自動的に設定されます。
また、サイディームからCVTファイルの入力次元数、出力次元数を更新した場合には トポロジー読込
ボタンを押すことで変更が反映されます。
複数の信号を SCIDEAM
ブロックで取り扱うためには、Mux
ブロックと
Demux
ブロックを利用してください。
複数の入力信号をサイディームへ転送するためには、下図のように Mux
ブロックで信号を束ねてから
SCIDEAM
ブロックに接続してください(実際には
SCIDEAM
ブロック手前のRate Transition
ブロックに接続)。
出力信号の場合は、下図のように SCIDEAM
ブロックの出力を
Demux
ブロックで分解して取り出すことが可能です。
出力信号次元の設定については入力信号と同様です。
なお、SCIDEAM
ブロックは出力信号が入力信号に対して1ステップ遅れたものになります。
そのため、あるステップnのときの出力値y(n)はn-1ステップの入力信号x(n-1)をもとに計算された結果であり、ステップnのときの入力信号x(n)に対するものではありません。
ユーザーはこの点に留意してモデルの作成、シミュレーション結果の確認を実施しなければなりません。