入出力信号の設定

SCIDEAMブロックの入出力ポートはそれぞれ1つのみ用意されています。

SCIDEAMブロックの入力次元数、出力次元数は CVTファイルのパスを記載し、適用した際に CVTファイルを読込み、自動的に設定されます。

また、サイディームからCVTファイルの入力次元数、出力次元数を更新した場合には トポロジー読込ボタンを押すことで変更が反映されます。

複数の信号を SCIDEAMブロックで取り扱うためには、Muxブロックと Demuxブロックを利用してください。

複数の入力信号をサイディームへ転送するためには、下図のように Muxブロックで信号を束ねてから SCIDEAMブロックに接続してください(実際には SCIDEAMブロック手前のRate Transitionブロックに接続)。

fig1

出力信号の場合は、下図のように SCIDEAMブロックの出力を Demuxブロックで分解して取り出すことが可能です。

fig3

出力信号次元の設定については入力信号と同様です。
なお、SCIDEAMブロックは出力信号が入力信号に対して1ステップ遅れたものになります。

fig4

そのため、あるステップnのときの出力値y(n)はn-1ステップの入力信号x(n-1)をもとに計算された結果であり、ステップnのときの入力信号x(n)に対するものではありません。
ユーザーはこの点に留意してモデルの作成、シミュレーション結果の確認を実施しなければなりません。