チュートリアル:波形解析編¶
シミュレーション編では、シミュレーションを実行し、グラフを出力しました。
本編では、グラフツール(※以後、エスチャートと呼びます。)の基本操作に慣れましょう。
1 チャートの表示¶
まずは、チャートのサイズや位置を好みの位置に変更して使いやすくしましょう。
1.1 チャートのタブの移動¶
ツールを起動して、初めて、シミュレーションを実行すると、初期位置としてツールの下部にチャートのタブがドッキングされます。
Note
シミュレーション実行時の、初期位置は環境設定のInitial display location of Eschart relative to Circuit Editorで設定している場所に起動します。
チャートのタブは、フローティングして最大化したり、好みの位置にドッキングして使用することができます。
ここでは、画面の下部に別のタブグループとしてドッキングされているタブを、回路ファイルと同じウィンドウにドッキングします。

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Time Domain Chart Listタブをつかんで回路エディタ上にドラッグします。
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図のような十字パネルが表示されたら、真ん中の正方形にカーソルを持っていきドロップします。
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回路ファイルと同じウィンドウにドッキングされ、タブの画面が広くなりました。
1.2 チャートサイズの変更¶
チャートのタブを移動してタブの画面が広くなったので、チャートの表示サイズも大きくしてみましょう。
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チャートの右端にある図のアイコンをクリックして、
Largeを選択してます。
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チャートが縦に大きく広がりました。

チャートサイズの変更機能
その他のチャートサイズの変更機能も試してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
![]() |
チャートを最小化します。 |
![]() |
チャートを最大化します。 |
![]() |
チャートの縦幅をSmall、Medium、Largeサイズに変更します。 |
1.3 チャートの並び替え¶
チャート名の左にある三角のアイコンをクリックして、チャートを並び替えることができます。
また、チャートをドラッグアンドドロップして、並び替えることもできます。

2 波形の詳細を確認する¶
波形の解析に役立つ機能を使いこなしましょう。
2.1 拡大・縮小¶

表の操作を自由に試してみましょう。
| 操作 | 方法 |
|---|---|
| 選択範囲をズームイン | チャート上で Ctrl + ドラッグ |
| ズームイン、ズームアウト | チャート上で Ctrl + ホイールスクロール |
| Y軸を任意に調整 | Y軸を上下に ドラッグ 、あるいはチャートを選択後インスペクタのY軸に任意の値を入力 |
2.2 サイズの自動調整¶
拡大・縮小した波形はアジャスト機能でサイズを調整しましょう。
Adjustアイコンをクリックすると、画面サイズやX軸、Y軸に合わせて自動で波形の大きさを調整することができます。
| 項目 | 方法 |
|---|---|
![]() |
チャートサイズに合わせて拡大します。 |
![]() |
X軸に合わせてチャートを拡大します。 |
![]() |
Y軸に合わせてチャートを拡大します。チャート上でダブルクリックと同じ機能です。 |
2.3 波形のオーバービュー機能¶
エスチャートでは波形の全体像を確認しながら、気になるポイントをすぐに確認できる オーバービュー機能があります。
オーバービュー機能
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| オーバービューに設定 | 設定したい系列を ダブルクリック 。あるいは右クリックコンテキストメニューから Select as Overview を選択。 |
| 表示範囲の選択 | ビューポートの範囲が現在チャートに表示されている波形のある場所です。 サイドバーを ドラッグ することで表示範囲を調整することができます。 |
| 任意の場所にジャンプ | オーバービュー内の任意の箇所をクリックすると、クリックした場所をチャートに表示します。 移動の際は現在のビューポート範囲を保持したまま移動します。 |
2.4 レンジカーソル機能¶
エスチャートではチャート内の一定範囲内のデータを詳細に分析する機能としてレンジカーソル機能があります。
アイコンをクリックすると下図のように、チャートの上に薄い青色の枠が現れます。
これを、レンジカーソルと呼びます。

レンジカーソルは両サイドをドラッグすることで範囲を変更することができます。
また レンジカーソルの両サイド以外をドラッグすることで範囲を保ったまま解析範囲を
移動させることができます。
Tips
レンジカーソルはインスペクターのRange Cursor Durationに時間を指定して間隔を変更することもできます。
また系列を選択することで、統計量を確認することもできます。
3 波形の比較¶
系列の比較に役立つ機能を試しましょう。
3.1 チャートの追加¶
をクリックすると、空のチャートを追加します。
3.2 系列の移動¶
系列は別のチャートへ移動することができます。
-
移動したい系列をドラッグします。

-
別のチャート上でドロップします。

系列の複製
系列名の上で右クリックしてコンテキストメニューからコピーします。
コピーした系列を任意のチャート上で、再度、右クリックしてPasteで複製します。
3.3 シミュレーション間の比較¶
エスチャートでは異なるシミュレーション結果も、同じチャート上で比較することができます。
-
まずは、回路のパラメータ値を変更し、シミュレーションを実行してください。
- Rの値を10Ωから2Ωに変更してください。
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新しくシミュレーション結果が表示されるので、タブをドラッグして横に並べます。
Tips
グラフを閉じてしまった場合は、
ヒストリーウィンドウから、いつでも開くことができます。 -
比較したい系列データをドラッグ&ドロップしてもう一方のチャートに移動します。

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移動できたら、
Adjustボタンをクリックして波形の表示を調整します。
-
チャートの高さを広げたり、波形を拡大して、変化した波形を確認しましょう。
3.4 系列間演算¶
エスチャートでは2つの系列データをC#の構文を使用して系列間演算を行うことができます。
系列間演算は下記のようにツールバー内の fxから 系列間演算を選択することで使うことができます。
操作手順としては次のようになります。
+ボタンで系列変数を追加する。- 系列変数に系列データを割り当てる(チャート上の系列データが一覧表示されます。)
- 系列変数を使用して演算式を入力します。
- 演算式に問題なければ、
OKボタンを押してください。 新しいチャートが追加され、その中に演算後の系列データが追加されます。
演算式の例
-
二つの系列データを足し合わせる場合
s[0] + s[1] -
2つの系列データを足し合わせた後、絶対値を取る場合
Math.Abs(s[0]+s[1]) -
系列データの平方根を取る場合
Math.Sqrt(s[0])
その他にも、C#構文を使用することで、様々な演算をすることができます。
最後に¶
これでチュートリアルは終了です。
波形解析編ではエスチャートの解析機能について説明しましたが、
この他にもエスチャートには多くの機能がございます。
詳細につきましてはEschartヘルプを参照してください。
また、サイディームの機能については、ヘルプページだけでなく、サンプル回路もご用意しております。
チュートリアルで基本的な操作に慣れましたら、是非サンプル回路ページで、
様々な回路・解析をお試し下さい。








