バイブレータ[Vibrator]
Location : Comparator/Vibrator
外形
説明
バイブレータ[Vibrator]
は入力トリガ電圧により、短径パルスを発生させる素子です。
バイブレータ[Vibrator]
の入力と出力は絶縁されています。
この素子の動作周期は メイン周波数
または サブ周波数
で決定されます。
通常状態では出力電圧は OFF Voltage
となっています。
入力差電圧Vi(=Vi+ - Vi-)
が負から正に変化した時にトリガされ、設定された Pulse Width
、
ON Voltage
を持つパルスを発生します。
ただし、メイン周期の1
%内の時間は不感帯となっており、上記の条件を満たしてもトリガされません。また、入力差電圧が正から負に変化してもトリガされません。
バイブレータ[Vibrator]
を使用した回路についてはサンプル回路:チャタリング防止回路を参考にしてください。
Info
バイブレータ[Vibrator]
はメイン周期
をまたいでPulse Width
の設定をすることができません。
Pulse Width
がメイン周期
をまたいでしまうと、意図しない動作となる場合があります。
メイン周期
をまたぐ動作を行いたい場合は、サブ周波数
を用いて明示的に周波数を設定することで、メイン周期
とは独立させることができ、メイン周期
をまたいでの設定が可能です。
スペック
パラメーター | 内容 | パラメーター名 |
---|---|---|
Pulse Width | パルス幅 | Ton |
ON Voltage | オン電圧 | Von |
OFF Voltage | オフ電圧 | Voff |
出力変数
パラメーター | 内容 | Output引数 |
---|---|---|
Input Volutage | 入力電圧 | シンボル名.Vi |
Output Volutage | 出力電圧 | シンボル名.Vo |