フェーズシフトフルブリッジ回路

Note

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スクリプトで位相シフトする

Example

phase_shift_fullbridge/PhaseShiftFullBridge.scicir

Info

スクリプトを使用するにはオプション:DigitalPaletteが必要です。

スイッチングタイミングが複雑なフェーズシフトフルブリッジの例です。
時比率0.5、シフト量は60[°]、デッドバンドは300[nsec]設定します。

時比率はパルス発生器P1P2それぞれに時比率0.5を設定します。
fig

Gate DriverDRV1DRV2のハイサイド開始遅延時間(High Start Delay Time)、ローサイド終了遅延時間(Low End Delay Time)は300[nsec]に設定してデッドタイムを設けます。 fig

シフト量はサブ周波数の初期時間(Initial Time)を使用します。
サブ周波数を作成して、ターゲットにP2DRV2を割り当てます。   fig

サブ周波数のInitial Timeを設定すると周期内で動作タイミングをシフトすることができます。 ここでは、スクリプトでInitial Timeを設定して、右側のレグを60[°] 遅らせます。

スクリプトでサブ周波数のInitial Timeを変更する場合はsetparam()関数を使用します。
第一引数はサブ周波数のシンボル名、第二引数は、初期時間の固有パラメータ、第三引数に設定値を指定します。
機能関数の使用方法や固有パラメータに関しては、機能関数の使用方法に詳しく記載しています。

Example

phase_shift_fullbridge/PhaseShiftFullBridge_Prog.sciprc

//メイン周期を取得
T = param("Ts","Value");  

//位相シフト量を設定 [deg]
Phase = 60;
Shift = Phase/360*T;
setoutvar(Shift);

//右レグを位相シフトする
setparam("FRD","Tini",Shift);

Note

コンフィグレーションで、Initial Timeに直接1.667[usec]を入力しても同様の結果になります。

シミュレーションは Waveform 解析を用いて 1[msec] 程度行ってください。
シミュレーションの結果を確認することができます。