ラッチ[Latch]

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外形

Latch1

説明

Latchは入力トリガにより、出力電圧を保持する素子です。
Latchの入力と出力は絶縁されています。

この素子の動作周期はメイン周波数またはFRD周波数で決定されます。

ラッチは周期の始めでは、必ずオフ状態になり、出力電圧VoVoffとなっています。
そこで、周期内で入力差電圧Vi(= Vi+ - Vi-)が負から正に変化したときラッチはオフ状態からオン状態に変化し、VoVoffからVonとなります。
そして、その後VoVonを保持します。
ただし、メイン周期の1%内の時間は不感帯となっており、ラッチはオンになりません。
ラッチがオフ状態で、Viが正から負に変化した場合はオン状態にはなりません。
次のスイッチング周期に入るとラッチは自動的にオフ状態となります。

Latchは、主にピーク電流制御を実現するための素子であり、その利用法は、サンプル回路のピーク電流制御の項目を参照してください。

オプションのアクティブ(Active)をオフにすると、ラッチは常にオフ状態となりオン状態へは変化しません。

パラメーター

パラメーター 内容 単位 入力範囲
Symbol シンボル - -
Von オン電圧 V -
Voff オフ電圧 V -

参考

サンプル回路:ピーク電流制御