SCALE CONNECTブロックの制約事項

SCALE CONNECTブロックの利用にあたり下記の制約事項があります。

内容 解説
SCALEプロセス数の制約 シミュレーション中にSCALE_CONNECTブロックから呼び出すことが可能なSCALEプロセスは、1つまでです。
シミュレーション開始時に複数のSCALEプロセスを検知した場合、シミュレーションは開始されません。
配置可能ブロックの制約 [SCALEプロセス数の制約]により、Simulinkモデルに配置可能なSCALE_CONNECTブロックの数は1つまでです。
(2つ以上配置すること自体は可能ですが、シミュレーション開始時にエラーとなります。)
呼び出し可能なSCALEの制約 SCALE_CONNECTブロックから呼び出し可能なSCALEの実行ファイルは、製品のバージョンごとに固定されています。
ユーザーが外部から指定、変更することはできません。
入出力信号のデータ型の制約 SCALE_CONNECTブロックの入出力信号のデータ型はdouble型のみです。
出力信号遅延の制約 SCALE_CONNECTブロックの出力信号は入力信号に対して1ステップ遅れた値になります。
nステップ目で入力信号x(n)がSCALE_CONNECTブロックに入力されると、出力信号としてy(x(n-1))が取り出されます。
この出力y(x(n-1))は1ステップ前の入力信号x(n-1)に対して算出された結果になります。
ソルバーの制約 SCALEは固定ステップでのシミュレーションを実施するため、SCALE_CONNECTブロックおよび、そのブロックを包含しているSimulinkモデルはソルバーに[固定ステップ]しか選択できません。