自動コード生成

Note

回路ファイルはTOPページからダウンロードできます。


Example

auto_code_generation/PrcAcgSample.cvt2

コード生成準備

複数のPRC素子からCコードを生成するサンプル回路です。
各PRC素子には以下のような機能を記述する想定をしています。

シンボル名 内容
ADC 実際のハードウエアでは、ADコンバーターの値が入ってきますが、ここではOUT1の電圧値が入力されています。
Ref 目標電圧の入力です。
今回は自動コード生成対象外とします。
Controller 補償器です。入力信号には、ADCRefの値を使用し、出力は時比率です。
PWM Controllerの演算した時比率をQ1にセットします。

Note

シミュレーション可能で、かつ自動コード生成して同等に動作するように構造設計しておくことで、コンパイラへのツールチェーンが途切れず、スムーズに開発工程を移行できます。

コード生成

コード生成手順を以下に示します。

  1. File:Generate C Code...をクリックし、ウィザードを開きます。

  2. 下図の様に、自動コード生成を行うPRC素子を定義します。
    Refはコード生成対象外とします。

  3. File Name欄に生成するcコード名を設定し、...より生成場所を指定しOKボタンをクリックします。

以上でコード生成は完了です。

生成コード解説

例えば、サンプルファイルと同様にCODEフォルダにメインファイル名:PrcAcgSampleで自動コード生成したとすると、生成されるファイル構成は以下の様になります。

CODE  
├─ PrcAcgSample.h  
├─ PrcAcgSample_ADC.c  
├─ PrcAcgSample_Controller.c  
├─ PrcAcgSample_global_variable.c  
├─ PrcAcgSample_PWM.c  

コードの変換規則等は、SCALE Helpの自動コード生成の項をご覧ください。

参考

SCALE Help : 自動コード生成