昇降圧型DCDCコンバータ

Note

回路ファイルはTOPページからダウンロードできます。


Example

buck_boost_converter\BuckBoostConverter.cvt2

昇降圧型DCDCコンバータとは?

昇降圧型DCDCコンバータはスイッチング方式によって入力電圧を逆極性に変換し出力します。
出力電圧の絶対値はスイッチングの時比率によって入力電圧よりも高くすることも、低くすることもできます。

回路は下図のようになります。
fig1


ポイント

PWMの設定方法

昇降圧型DCDCコンバータのスイッチングはPWM素子で実現します。

例えば、時比率0.8の昇降圧型DCDCコンバータであればPWMを下記のように設定します。
fig

昇降圧型DCDCコンバータは時比率によって出力電圧の絶対値を変化させます。
時比率が1に近い場合は入力電圧よりも絶対値が大きくなり、0に近い場合は入力電圧よりも絶対値が小さくなります。

PWMスイッチのより詳しい使用方法は様々なPWM設定方法を参照してください。


シミュレーション

SCALEでシミュレーションを行い、Lに流れる電流値、Qに掛かる電圧、Rに掛かる電圧を確認します。
シミュレーションはSCALEのAnalysisメニューからTransientを選択してシミュレーションを行ってください。(F5Ctrl+Tでも実行できます。)
シミュレーション時間は10mとしてください。

結果は以下となります。

fig