電力素子[PWR]

Location : Sensor/PWR

外形

fig

説明

PWR素子は任意の電圧と電流の積を求め、電力として損失解析に組み入れる素子となります。

上記のため、PWR素子は損失解析時のみ有効な素子となります。

PWR素子は主に、電圧源や電流源が負荷となっている回路の損失解析を行いたいときに使用します。

通常、電圧源・電流源の電力は損失として計算されません。
そのため、電圧源・電流源を負荷として損失を解析したい場合には PWR素子によって電圧、電流を指定する必要があります。

Note

電圧・電流の指定はAnalysisモードで行います。
指定できる電圧・電流は自動的にリストアップされますので、そちらから指定してください。

Example

電流源負荷の場合PWRのパラメータVoltageCurrentに電流源の電圧と電流を設定します。
負荷の損失とするため、ModeLossとし、電力の極性を反転する、Negativeにチェックを入れます。
fig2

なお電圧源負荷の場合は、電圧源の電流は直接指定できないので、直列抵抗やセンサを用いて指定する必要があります。

パラメータ

パラメーター 内容 説明
Symbol シンボル名 素子シンボルを設定
Voltage 電圧リスト 電力を計算する電圧を選択するリスト。
Analysisモードにすると回路から自動で選択可能な電圧を取得します。
Current 電流リスト 電力を計算する電流を選択するリスト。
Analysisモードにすると回路から自動で選択可能な電流を取得します。
Mode 電力モード 損失:Loss,蓄積電力:Storage,一般電力Powerの3モードがあります。
3つのモードは損失解析リストに対応しております。
Negative 符号反転チェックボックス チェックが入っている場合、計算した電力の正負を反転させます