スイープ解析

Note

回路ファイルはTOPページからダウンロードできます。


回路パラメータの選定に利用

Example

sweep_analysis/LLC.cvt2

回路パラメータを決定する場合、様々なことを考慮しなければなりませんが、例えば、上図の共振コンバーターの場合、L4のばらつきによって共振点が変わってしまいます。
L4がばらついた場合の影響を確認してみましょう。

  1. Analysis:Sweep:Steady.. をクリックします。

  2. この回路はSteady解析が可能なので、定常状態を瞬時に計測することが可能です。
    SWEEPダイアログボックスに以下の様に値を入力します。 この設定で、シンボル名L4の素子の、パラメーターValue2uから6uまで10分割して繰り返し定常解析した結果を表示することができます。

  3. 解析結果はWVFウィンドウで選択中の系列が、CMPウィンドウに表示されます。
    以下が解析結果です。

Note

Steady解析の結果はエスチャートには転送されません。

制御応答の解析に利用

Example

sweep_analysis\AnalogPidControl.cvt2

制御系の負荷応答特性を確認する場合、様々な負荷のときの応答波形を解析する必要があります。
この場合、Sweep解析を行うと便利です。
例えば、上図の降圧型コンバーターの負荷Rに対して応答特性を確認する場合は以下の様にします。

  1. Analysis:Sweep:Transient.. をクリックします。

  2. SWEEPダイアログボックスに以下の様に値を入力します。
    この設定で、シンボル名Rの素子の、パラメーターValue10から1まで10分割して繰り返し1m秒間Transient解析した結果を表示することができます。

  3. 解析結果はWVFウィンドウで選択中の系列が、CMPウィンドウに表示されます。
    以下が解析結果です。

Note

エスチャートをCreateにしていると、すべてのSweep解析の結果を出力することが可能です。
必要がない場合はdisableにしておくことをお勧めいたします。

参考

SCALE Help : スイープ解析