第1回 半導体電力変換技術検討会
EV・AI時代の電源・パワエレ技術 最前線

~最新車載パワエレ・高電力密度電源の分解展示から
熱設計・シミュレーションまで~

2026年9月4日(金)、熊本県 崇城大学にて、RIST 第1回半導体電力変換技術検討会が開催されます。
本技術検討会では、EVやAIサーバーの高性能化を支える電源・パワーエレクトロニクス技術をテーマに、最新車載パワエレ機器や高電力密度電源の分解展示、熱設計技術の実演、設計開発の最新動向に関する講演を実施します。

また会場では、電源回路シミュレータ Scideamのデモンストレーションを実施します。電源設計者の方はもちろん、電子部品、半導体、材料、熱対策、実装・製造技術に携わる皆様にもおすすめの内容です。

見どころ

  1. Tesla・BYD・トヨタの最新車載パワエレ機器の分解展示
  2. EV・AIサーバー向け電源の小型化・高密度化設計トレンドを解説
  3. 熱流センサによる熱設計・熱計測デモを体験
  4. 電源回路シミュレータを活用した次世代開発手法を紹介

分解展示では、Tesla Cybertruck、BYD Han L 12-in-1、BYD ATTO 3 8-in-1、トヨタ bZ4X、プリウスPCU、高電力密度サーバー電源などを展示し、実際の内部構造や放熱・冷却技術をご覧いただけます。

イベント概要

プログラム

編集
時間内容
14:30 - 14:35開会挨拶および主旨説明
西嶋 仁浩 氏
14:35 - 15:00EV・AI・ロボット時代の成長分野"電源・パワエレ"~自社技術は、どこで活かせる?
崇城大学 エネルギーエレクトロニクス研究所 所長、情報学科 教授
西嶋 仁浩 氏
<講演概要>
EV・AI・ロボットなどの分野では、性能向上とともに電源・パワーエレクトロニクス技術の重要性が急速に高まっています。一方、電源分野は専門メーカーだけのものではなく、機械、材料、熱、実装、評価など、多様な技術によって成立しています。本講演では、成長分野としての電源技術の現状と課題を俯瞰しながら、各企業が現在持っている技術をどこで活かせるのか、そのヒントを探ります。
15:00 - 15:20車載・サーバー電源などパワエレ機器の小型・高密度設計トレンド
~サイバートラックOBC、BYD Han L 12-in-1モジュール、高電力密度サーバー電源(78 W/in³)の熱対策事例

リョーサン菱洋株式会社 技術本部 技術企画部 シニアマネージャー
信田 正人 氏
<講演概要>
EVやAIデータセンターでは、システムの小型化・高密度化と、それに伴う熱対策が重要な技術課題となっています。本講演では、車載電源から高電力密度サーバー電源まで、最新製品の分解調査結果を紹介し、回路、実装、部品配置、冷却構造などの設計トレンドを分かりやすく解説します。
15:20 - 15:40休憩
分解展示見学
15:40 - 16:10対症療法から原因療法へ
~熱流センサ「Energy flow」で変える熱設計コンセプト~

トヨタ自動車株式会社 事業開発本部 エナジーソリューション事業部 事業基盤開発室 技術外販1グループ グループ長
安田 宏通 氏
<講演概要>
効率的な熱設計には、結果指標である温度だけでなく、原因指標となる熱流挙動、すなわち熱の移動メカニズムの把握が不可欠です。本講演では、高感度フィルム式熱流センサ「Energy flow」を用いて熱の出入りをダイナミックに可視化し、熱設計を対症療法から原因療法へ転換するコンセプトを紹介します。熱暴走の予兆検知、TIMのリアルタイム状態監視、脱マージン設計による省エネルギー化・小型軽量化の可能性を提案します。
16:10 - 16:30AIで変わる設計現場
~シミュレータメーカーが見る、その先の景色~

株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役社長
中村 創一郎 氏
<講演概要>
生成AIの進化により、ソフトウエア開発をはじめ、動画編集やデザインなど、これまで専門知識が必要だった作業のハードルは大きく下がりつつあります。私たちが取り組むパワーエレクトロニクスの設計開発も例外ではありません。本講演では、回路シミュレータの開発・提供を通じて見えてきた、AIとシミュレーション技術が設計現場にもたらす変化や、経験と勘に依存してきた開発プロセスをどのように進化させていくのかについて、その可能性を考えます。
16:30 - 17:30分解展示の講演者解説・熱設計体感デモ
電源シミュレータScideamのデモ