実例から学ぶパワエレMBDの実践
MATLABとScidemを活⽤した開発⾰新

制御システムモデルベース開発の最前線と導⼊事例紹介

2026年10月6日に、穂高電子主催による「制御システムモデルベース開発の最前線と導入事例紹介」セミナーがオフライン&オンラインで同時開催されます。ご都合合わせの上、是非、ご参加ください。

イベント概要

本セミナーでは、単なる理論解説に留まらず、「現場でどのようにMBDが活用されているか」という導入事例をメインテーマに掲げます。​
大学の研究室における最新の制御アルゴリズム実証例から、企業の現場におけるシミュレーション構築事例まで、MATLAB/Simulink、Scideam、RCP/HILS、AI活用を軸とした具体的な成功パターンを共有します。

プログラム

編集
時間プログラム
12:30~受付開始
13:00~オープニング
13:05~『AIがパワエレ設計を変える ~ScideamPyによるAI活用の実例~』
株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役 中村 創一郎

近年、生成AIの急速な進化により、設計・開発業務へのAI活用が現実的なものとなってきました。
一方で、パワーエレクトロニクス分野では、シミュレーションや設計検討への具体的な活用方法がまだ十分に確立されているとは言えません。
本講演では、回路シミュレータScideamのPythonインターフェースである「ScideamPy」を活用し、生成AIと連携した設計支援の実例をご紹介します。AIからシミュレーションの実行や条件変更を行い、結果を自動評価することで、従来は人手で行っていた設計検討を効率化する取り組みを解説します。
また、パラメータスイープや最適化などの具体例を通じて、Pythonと生成AIを活用した新しいシミュレーション環境の可能性をご紹介します。AI活用をこれから始めたい方にも取り組みやすい事例を中心に、次世代のパワエレ設計手法について考えます。
13:40~『RCP・HILSとローカルLLMで加速する制御システム開発
~GPU AI ワークステーションでつなぐシミュレーション・計測・解析・最適化~』

ディエスピーテクノロジ株式会社 藤井氏

制御システム開発では、シミュレーションで設計した制御を実機へつなぎ、検証結果を開発の早い段階から繰り返し反映することが重要です。本講演では、リアルタイムシミュレータを用いたRCP・HILSについて、制御モデルの実装から実機コントローラの検証まで、その役割ご紹介します。
また、今後の発展として、技術者のデスクに置いて使える、ローカルでセキュアなGPUワークステーション上のAIエージェントが、仕様書やデータシートからのパラメータ抽出、シミュレータの操作操作条件設定・実行、計測、解析、最適化など、お客様が希望するタスクを自動化する取り組みをご紹介します。
14:20~14:40休憩
14:40~『パワエレMBDを加速する高速回路シミュレータ Scideam
~損失解析と制御設計によるフロントローディング開発~』

株式会社スマートエナジー研究所 中村

本講演では、高速回路シミュレータScideamを用いた損失解析および制御設計への活用事例をご紹介します。
回路動作の確認だけでなく、半導体損失や熱設計の検討、Simulinkとの連携による制御設計環境の構築など、実際の開発現場での活用方法について解説します。
14:55~『MBDを活用した電源回路制御の実装 ~シミュレーションから実回路の立ち上げまで~
名古屋大学 未来材料・システム研究所 特任准教授 米澤氏(オンライン)

近年、AIデータセンターにおける電力システムの変革や自動車の電動化を背景に、電源回路には、さらなる小型化、高効率化、高機能化が求められています。その一方で、グローバル競争の激化により、開発期間の短縮も重要な課題となっています。
本セミナーでは、MBD(モデルベース開発)を活用し、PFCやLLCコンバータなどの電源回路を対象に、制御システムのシミュレーションから制御ソフトウェアへの実装、実回路の立ち上げまでを一貫して進める手法について、具体的な事例を交えて紹介します。
15:40~15:55休憩
15:55~『同期モータの新たな高応答トルク制御法とScideamを用いた性能評価』
中部大学 理工学部宇宙航空学科 教授 長谷川氏

誘導モータ、同期モータをはじめ交流モータの高応答トルク制御として、電流ベクトル制御が一般的であり、直接トルク制御(DTC) も知られている。
本講演では、講演者らが開発したトルク微分値操作型トルクフィードバック制御法を紹介し、同期モータへの適用を前提に本手法の特徴、上記の二手法との類似・相違点等を実験結果を交えながら示す。
また、Scideam 等を用いた本手法の性能評価事例も紹介し、本手法が特に高速機に対して有効であることを述べる。
16:40~質疑応答・エンディング