パワー・エレクトロニクス・サミット2025

2025年12月16日に日経エレクトロニクス・日経クロステック主催の「パワー・エレクトロニクス・サミット2025」が開催されます。是非、ご都合合わせの上、ご参加ください。

セミナー概要

「日経エレクトロニクス、日経クロステック」では「パワー・エレクトロニクス・サミット2025」を今年も開催します。
本サミットは、パワエレ分野において革新性と実用性を備える研究開発を行う研究者を表彰する「NEパワー・エレクトロニクス・アワード2025」の贈賞式と最前線で活躍する技術者や研究者の講演を中心に、パワエレ技術を取り巻く成果や課題について最新の情報を提供、考える場となります。
エレクトロニクス技術のこれからを読み解き、エレクトロニクス技術者としてのキャリアを考える一助になれば幸いです。

こんな方におすすめ

  • 社会人の方
    企業や公的研究機関にお勤めの方で、研究開発、設計、製造、試作・テスト、技術サポートなどに携わる技術者の方
  • 大学院・大学・高専関係者/学生の方
    大学院・大学・高専などで研究に携わる研究者・教育関係者、ならびに博士課程/修士課程/学部/高専の学生の方

プログラム

編集
時 間プログラム
13:00 - 13:05主催者挨拶
13:05 - 13:45【特別講演】「2026年以降のパワー半導体市場動向」
インフォーマインテリジェンス シニアコンサルティングディレクター
南川 明 氏
EV減速、産業機器市場低迷はパワー半導体市場に大きな影響を与えている。
2025年はAIサーバーが半導体市場をけん引したが、パワー半導体は需要不足で厳しい一年となった。しかし、マクロから見ると低電力社会実現にはパワー半導体が最も重要なデバイスである事は間違いない。
中国企業の台頭の中、日本企業の再編も含めたパワー半導体戦略の見直しを行ってみたい。
14:00 - 15:40NEパワー・エレクトロニクス・アワード2025贈賞式 受賞者講演
■アワード紹介

■贈賞式

■受賞者講演 
*最優秀賞 
東京大学・高宮真氏の研究グループ
「1チップ化で動的ゲート駆動の実装容易に、パワー半導体のスイッチング損失49%減」

*審査員特別賞 
茨城大学・岩路善尚氏の研究グループ
「モーター特性を運転中に取得、事前測定なしで高効率なトルク制御が可能に」

*読者賞 
東京理科大学・居村岳広氏の研究グループ
「走行中給電の待機電力を9割減、送電コイルの分圧変化で車両検出」

■審査員による講評
15:50 - 16:30【特別講演】「パワーエレクトロニクス技術と社会への貢献」
TMEIC パワーエレクトロニクスシステム事業部 副事業部長
飯島 由紀久 氏
世界で進むカーボンニュートラル社会や、電力供給・供給安定化に貢献するパワーエレクトロニクス技術を紹介する。
データ・センター建設が進む北米や国内では、消費電力が増大するとともに、電力供給の増加と供給の安定化が求められている。
一方、世界では地球環境問題によりカーボンニュートラル化が進んでおり、これら社会の課題に貢献できる技術として、パワーエレクトロニクス技術を適用した機器の導入が進んでいる。
本講演では、TMEICの推進するPEiE(Power Electronics in Everything)コンセプトを軸とした、カーボンニュートラル社会の実現と、電力供給安定化に向けたパワーエレクトロニクス技術の一例を紹介する。
16:30 - 17:10【特別講演】「挑戦する電源設計:テスラ・サイバートラックが示す進化と革新」
株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役社長
中村 創一郎
本講演では、テスラ・サイバートラックの電源システムを分解・分析し、従来の回路トポロジーや構成とは異なる挑戦的な設計思想と技術的進化を紹介。
特に、800V電池に対応する新しい回路トポロジーと特徴的なトランス構造に注目し、なぜ従来の設計では対応できなかったのか、どのように課題を克服したのかを、シミュレーションや特許情報をもとに、講演者の経験と考察を交えて紐解きます。
17:15 - 18:00 名刺交換会