2016年の電力自由化に向け、新電力サービスに対応した分散型エネルギーシステムの普及が予想されており、多種多様なエネルギーサービスを実現するオープンエンド型のエネルギーシステムの必要性が高まっています。
このセミナーでは、新電力市場の動向と課題を解説し、開発や実装の方法を紹介します。
1. 新電力サービスを実現する分散型エネルギーシステムの要求と課題 (30分)
(株)スマートエナジー研究所
代表取締役社長 CTO
中村 創一郎 氏
系統連系規定の追加や発電抑制機能の追加、HEMSへの対応などにみられるように分散型電源は大きな変化を求められています。大きく変わる分散型電源を取り巻く環境の中、開発を行う現場で、何を用意したらよいのか、そしてどのようなことが問題になるのか、実例を交えながら紹介します。
2. スマートエネルギープラットフォーム(OS)の要求と構想 (30分)
イーソル(株)
ソリューションエンジニアリング事業部 第5技術部 部長
植田 修司 氏
スマートエネルギーシステムでは、従来の分散型電源を構成する機器に加え、蓄電池や電気自動車、情報システムといった様々な業界にまたがる新たな機器につながることが見込まれています。これらの機器に対して要求される安全性、信頼性、品質と、その要求を確保しながら、協調制御と自律制御を行う複雑なスマートエネルギーシステムを実現する共通プラットフォーム(OS)について紹介します。
3. 次世代エネルギーシステムへのモデルベース開発 (30分)
~シミュレーションから実装まで~
dSPACE Japan (株)
社長付 産官学コラボレーション担当
筒井 敏彦 氏
4. 未来の分散型電源のためのワークショップ (45分)
開発環境のデモを行いながら、情報交換の場としてワークショップを行います。