Motor Option ヘルプ
Motor Optionはモーターを設計したモデルを作成するためのオプション機能です。
5種類のモーターモデルと負荷素子、モータードライバー素子が使用可能になります。
Note
Motor Optionを所持していない場合、解析の実行、モーター専用素子の配置が行えません。
ただし、オプションを所持していないライセンスであっても、モーター専用素子を含んだ回路を開くことはできます。
モーターモデルについて
モーターモデルは非線形な特性を持つ非線形素子です。
そのためメイン周波数をモーター回転速度より十分に高い値(100kHz程度)に設定してください。
モーターの出力を確認する際には Transient 解析を推奨しています。
またモーターを接続したインバータのスイッチングを確認する場合には Waveform 解析を行うなど、解析対象によって解析モードを変更してください。
モーターモデルの負荷について
モーターモデルには外部負荷を接続する負荷端子Loadが用意されています。
負荷モデルは次の3種類を使用することができます。  
また負荷モデルを使用せずに、既存の素子を使用して負荷モデルを構築することもできます。 
負荷モデルを構築する場合は、下記の表を参考にして素子パラメータを設定し、並列に接続してください。
| 負荷 | 素子 | パラメータ設定 | 
|---|---|---|
| トルク負荷 | 電流源 | トルク = 電流値 | 
| 慣性モーメント負荷 | キャパシタ | キャパシタンス = 慣性モーメント | 
| 粘性負荷 | 抵抗 | 粘性定数の逆数 = 抵抗値 |