2016年から電力自由化がスタートします。電力需要のピーク等をディマンドサイドで制御するため、需要家サイドからの改革とも言われています。
現在、600社近くの新電力会社が登録されており、それぞれの地域で多種多様なサービスが提供されると予想されていますが、地域に定着するには、地域密着型のビジネスモデルを、いかにして創り出せるかが課題となっています。
このワークショップでは、各分野の有識者の方々をお招きし、地域の環境を活かした産業創出につながる電力サービスのかたちを、共に探求して参ります。
【第1部】 無料オープンセミナー 14:00~
① 自律分散型エネルギーシステムがもたらす新電力サービスのかたち
~日本型の新電力ビジネスを探して~
福岡スマートハウスコンソーシアム 代表 / 横浜スマートコミュニティ 副代表
中村 良道 氏
【プロフィール】 太陽光発電、燃料電池などのエネルギーシステムの設計開発におよそ20年携わる。その経験をもとに、再生可能エネルギー比率増加に向けて「自律分散型エネルギーシステム普及」のコンサルティング活動を精力的に行っている。
② 建築物におけるエネルギー性能向上の取り組み
~需要サイドの改革はパッシブ技術から始まる~
社長室 特別広報室 共同室長 栗田 哲平 氏
【プロフィール】2004年まで約20年間フランスで活動する。調査、貿易、イベント企画会社3社を経営、その他ジェトロパリセンター、ジェトロリヨン事務所勤務。2004年より日本。フランス系コンサル会社で欧州企業の日本進出を担当する(自動車、機械、ハイテク、防衛、食品、装飾等)。2013年よりサンゴバンKK(マグ・イゾベール㈱)に勤務し、同社の「ミスタースマートシティ」に任命される。2015年より兼務にて社長室 特別広報室共同室長を拝命され現在に至る。
【第2部】 有識者セミナー + ワークショップ (有料/交流会付き) 15:30~
① 「食とエネルギー」から始まる地域創生(仮題)
スターエンジニアリング(株) 代表取締役 和田 英幸 氏
② 分散エネルギーを活用したカーシェアリングサービス
【プロフィール】 1989年に三菱自動車に入社後、主に内装設計を担当。2005年に新世代電気自動車「i-MiEV」の開発に着手。2007年の開発プロジェクトの正式発足と同時に、MiEV商品開発プロジェクトのプロジェクトマネージャーに就任し、2009年に開発本部 MiEV技術部 担当部長、2010年にEVビジネス本部 上級エキスパートとなる。その後も三菱自動車のEVビジネスをけん引。電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及をさらに進めるべく、2013年3月に同社を退社して、同年4月に車両の電動化に特化したエレクトリフィケーション コンサルティングを設立した。
③ まちづくりとスマート防災エコタウン(仮題)
スマートシティ企画(株) 事業推進部 部長 青山 英明 氏
価値創造のための交流会 18:00~
食事をしながらのフランクな交流会もあわせて開催。新電力サービス事業創造、イノベーションのための、ビジネスマッチングや、人財交流のきっかけの場を提供します。
日 時 | 2015年4月24日(金) 14:00~19:00 |
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会 場 | ホテルクリオコート博多(福岡市博多区博多駅中央街5番3号) |
主 催 | 新電力サービス研究会 (事務局:スマートエナジー研究所) |
共 催 | NPO法人 九州組込みソフトウェアコンソーシアム(QUEST) 福岡スマートハウスコンソーシアム 横浜スマートコミュニティ |
後 援 | 一般社団法人 スマートシステム検証技術協会 くまもと社会インフラスマートコンソーシアム |
定 員 | 40名 |
参加費 | 有識者セミナー/交流会参加の方 一般 ¥15,000- (税込) 行政/大学関係者 ¥5,000- (税込) |
地球温暖化が問題となっているこの社会では、再生可能エネルギーの比率を向上させる自律分散型エネルギーシステムの重要性が、さらに高まってきています。一方、異常気象や地震など災害時における地域や住宅におけるエネルギーを担保する上記のシステムの役割が新たに注目されつつあります。
大阪工業大学は、次代を担う技術者の育成と視野拡大のため、関連企業技術者や工学系学生を広く対象としたセミナーを市民に提供して参りました。
福岡スマートハウスコンソーシアムと横浜スマートコミュニティでは、それぞれの地域で、いち早く先進の技術を導入し、実証事業に取り組んで参りました。
本セミナーは災害に抗するエネルギーシステムとして、再生可能エネルギー分散システムやIoT技術の導入事例に加え、地震に強いオフグリッドハウスやZEH、ZEBなどのソリューションも紹介いたします。若手技術者には視野拡大に、マネージャの方には技術戦略策定の基盤強化に、貴重な機会となるものと確信いたします。