Scideam Ver.1.3 大型アップデート!
待望のオプション『Motor Palette』リリース!
太陽電池、相互変圧器を標準素子として追加

2020年6月17日

2020年6月17日、電源パワエレ向け高速シミュレータScideam(サイディーム)は
Ver.1.3 大型アップデートを実施いたしました。
モーター素子のブロックセットオプション、待望のMotor Palette(モーターパレット)をリリース。また、太陽電池、相互変圧器を標準素子として追加。そして、シミュレーションをさらに高速化いたしました。
ぜひ、最新版の製品をご利用くださいませ。
 
詳しい内容は以下のとおりです。

Scideam Ver1.3 大型アップデートのポイント

◆オプション製品 Motor Paletteリリース◆
電源回路とモーターを組み合わせて解析を行うための、モーター素子のブロックセットオプション製品、待望のMotor Palette(モーターパレット)をリリースいたしました。

  • 以下の5種類のモーターモデルを実装。
    • 三相埋込磁石同期モーター
    • かご型三相誘導モーター
    • 三相 ブラシレスモーター
    • 直流モーター
    • スイッチトリラクタンスモーター
  • モーターモデルでも高速シミュレーションを実現。
  • 面倒なドライブ回路を一つの素子で簡単に実装できるインバータドライバ素子の追加。
  • モーター負荷は、負荷素子を使うことも、既存素子を使って自由に構築することも可能。

 
◆太陽電池モデルを追加◆(標準素子として追加、オプション不要)
自然エネルギー分野のシミュレーションがより簡単に行えるようになりました。
 
◆相互変圧器を追加◆(標準素子として追加、オプション不要)
相互インダクタンスを表現できる相互変圧器を追加いたしました。
 
◆シミュレーションの高速化◆
解析速度がさらに向上いたしました。

  • アナログ回路の解析速度が115%向上
    (LLCコンバータにおいて試験)
  • デジタル回路の解析速度が200%向上
    (LLCコンバータ、昇圧コンバータ、DACAインバータを含むデジタル制御回路のシステムシミュレーションにおいて試験)
    ※高速化の効果は回路モデルに依存します。お客様の作成したモデルで必ず高速化効果が出るとは限りません。

 
既存素子の機能追加・アップデート

  • Logic素子に3種類のクロック付きフリッププロップを追加。
    • 追加素子はJK-FF、D-FF、T-FFです。
  • ADコンバータで過去の値を設定できるようにアップデート。
    • N回前の値を設定可能になりました。これに伴いパラメータNskipは廃止いたしました。

 
◆サポートコンテンツの大型アップデート◆
素子の追加に合わせ、サポートコンテンツも充実化を図りました。 

  • サンプル回路の追加
    今回のリリースにあわせ、太陽電池モデル、相互変圧器、モーターモデルのサンプル回路を追加いたしました。
  • モーターモデルのチュートリアルページ追加
    オプション製品Motor Paletteのリリースにあわせ、チュートリアルページを追加いたしました。
 
~SCALEをお使いの皆様へ~

本アップデートでは一部機能を除き、最新版のSCALEでも同様にご利用頂けます。

 
アップデート機能 Scideam SCALE
Motor Palette 対応 非対応
太陽電池モデル 対応 対応
相互変圧器 対応 対応
クロック付きフリッププロップ 対応 対応
ADコンバータアップデート 対応 対応
解析速度向上 対応 対応
 
以上です。

SELサポートセンターで、製品をダウンロード、インストールすることにより
簡単にアップデートできます。※ただし保守サポート有効期限内のユーザー様に限ります。
最新版 アップデートはこちらから
 
新規にご利用の場合は、SELサポートセンターにてアカウントを作成ください。
すぐにダウンロード可能で、30日間評価いただけます。ぜひお試しください。
 
サイディームの製品ページはこちらから!紹介動画もあります。
Scideam製品ページはこちらから
 
回路シミュレーションの技術ブログページもぜひご参考になさってください!
技術ブログ一覧